世界の住宅で行われている工夫

注文住宅あれこれ  |

個性的な家づくりをしたいのであれば、世界中の家を参考にしてみるといいでしょう。各国が気候や立地条件、生活習慣などに対応するための工夫をしています。Miniature houses on white background

夏は高温多湿で、冬は日本よりもずっと冷える韓国。伝統的な家屋である韓屋(ハンオク)には、床暖房を配した気密性の高いオンドルと呼ばれる冬用の部屋と、通気性がよく空気がこもらないマルと呼ばれる板の間の部屋の両方が用意されています。この2部屋があることで、気温差が激しい韓国でも1年中快適に過ごすことができるのです。

南イタリア・プーリア地方の伝統的な家屋であるトゥルッロは石灰石を積み重ねて作られています。壁の内側と外側、両方に白い石灰が塗られているのですが、外側には強い紫外線をブロックする役割、内側には分厚い壁があり暗くなりがちな室内を明るく見せる役割と、光をうまく使う工夫がなされています。

メキシコ暖流の影響もあり、夏には強い日差し、冬には厳しい寒さがやってくるのがノルウェー。この気候を乗り切るためのアイデア、丸太を積み重ねた校倉造の屋根に土を乗せ、草や木を植えた草屋根です。夏は植物が持つ蒸散作用で室内を涼しく、冬は断熱材として働くことで寒さを和らげます。また、ノルウェーをはじめとした北欧の家は、高気密・高断熱のつくりとなっています。この背景には厳しい寒さへの対策の他に、エネルギー資源の乏しさもあるようです。特にスウェーデンでは、1970年代のオイルショックをきっかけに、断熱材の厚さや気密性の問題点になる換気システムの基準を厳格化し、国をあげて住宅性能の向上をめざしています。

先人たちの知恵を工夫が詰め込まれた世界の家。輸入住宅であれば、そんな工夫を日本でも取り入れることができます。例えばスウェーデンホームジャパン(岡山県)では、その名の通り住宅性能の高い北欧風の注文住宅を建てられます。高気密・高断熱のつくりになっているのはもちろん、スウェーデンホームジャパンの注文住宅は外観にもこだわっており、とてもおしゃれ。家に帰るのが楽しみになるはずです。海外の工夫を取り入れた家で、快適な暮らしを手に入れましょう。

 

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