何かしらの建築物を建てようとするとき、建築主は施行業者にその建築を委託することになります。しかし建築主は建築に関する専門知識を持ち合わせていないことが殆どですので設計事務所にその設計とデザイン、管理監督を委託することになります。設計事務所の仕事とは建築主の良きパートナーとなってあらゆるトラブルを未然に防ぐためのアドバイスを行い、万が一トラブルが起きたときの解決も担当します。
最初に行うのは設計の相談です。予算内でどのような建物を建てたいのかを相談し、実現可能かどうかを検討します。また工期についても検討し、希望に対応できるかを明確にします。法的な問題がある場合もありますので、どのように解決していくことが出来るかについても合わせて検討が行われます。その後、基本構想が話し合われます。
次の業務が基本設計で、設計事務所の大仕事です。平面図や立面図を作成し、空間の構成と設備等の検討を品質と予算のバランスを保ちながら行っていきます。それから図面を作成し、建築主の確認を取ることになります。これが通れば建築の申請を行います。建築計画は承認を受けてからの着工となりますのでこの辺りは設計事務所の仕事です。申請が通ったら今度は施行業者とのやり取りが始まります。ここからは施行業者とのやり取りを密にし、建築主の希望通りの建物を完成させるのが設計事務所の仕事です。
注文住宅を設計している設計事務所は多くありますが、中でも悪い設計事務所の特徴とはどのようなところに現れるでしょうか。まず、これはどの業種にも言える事ですが、電話の応対が丁寧ではないのは悪い事務所の特徴です。
また、実際に足を運んでみて、注文住宅についていろいろ訪ねても専門的な話ばかりをしたり、ひどければ、まともに話を聞かない場合もあります。このような設計事務所は設計業務以外に何か問題を抱えている可能性があり、一般のお客の注文を受けたがりません。これも悪い特徴です。
そして、事務所を訪ねた時に、待たされすぎるのも悪いです。アポなしでも、取次ぎ位は事務員やほかの設計士でも出来るはずですので、適任者が不在の時は事務所側から後ほど連絡しますと言ってくれれば無駄に時間を待つ必要もないからです。ここまで設計を依頼する前段階での場面を見てきましたが、実際に設計を依頼した後に悪い設計事務所と分かる事もあります。
その特徴は、設計事務所の設計にミスが多く、そのため現場施工会社とのやりとりも多くなり、挙句、工事期間が大幅に送れるという事です。注文住宅の場合は、物件ごとに各部寸法が異なりますので、数字の間違いは許されません。折角工事した部分を壊して再施工などという事例もあります。これでは遅いのですが、このようなミスを犯すのは悪い設計事務所です。
新しく住宅を建設する時の方法に、注文住宅という建設方法があります。これは、住宅を建設する土地から、住宅の設計まで、自分の希望する条件を盛り込んだ住宅を建設することができます。
土地選びでは、不動産会社に希望の立地条件を伝えることで、目的の土地を探してもらえます。注文住宅のメインとなる住宅の設計では、設計事務所の人と打ち合わせをしながら、希望の条件を伝えるだけで、最良の選択を提案してくれます。
どこの設計事務所に依頼するかも重要となってきます。良い設計事務所の特徴を見極めるには、希望の条件を抑えつつ、依頼者の予算を気にしながら時には妥協案を模索したり、依頼者に親身になって接してくれることが良い設計事務所だと言えます。注文住宅にはたくさんのお金が掛かります。住宅ができてから、この設計は無駄だった、これがあると不便だ、といったことが起きないように、念入りに設計を考える必要があります。
しかし、住宅についての知識が少なければそれは難しいことです。そこで親身になってくれるプロの設計事務所が付いていてくれれば、住宅設計の経験から、適切なアドバイスやより良い住宅作りを提案してくれます。なので、設計事務所選びはとても重要なことだと考えられます。
注文住宅を建てるにあたって、誰もがこんな家に住みたいという夢を持たれると思います。ここで大切なことはそれが荒唐無稽な夢物語なのか、現実的であるかです。それはさすがに素人には分からない。それを実現するのが注文住宅会社です。これを面白く表現してたのが世田谷の注文住宅を手掛けるファインシステマデザインです。お客の要望は100%聞いて当たり前。そこにプラス20%のプロとしての提案を載せる120%の注文住宅を提供するのがプロの仕事だと。上手いこと言いますね。納得です。